父無双
아비무쌍, Father, Unrivaled
父無双.jpg
日本版表紙
作家 Lee Hyunseok, No kyoungchan, intime
ジャンル アクション
出版社 DAUM WEBTOON
配信 ピッコマ
連載期間 (韓国)2017. 10. 24. ~ 2024. 02. 12.
連載周期 月曜連載
リンク (日本)ピッコマ
(韓国)カカオページ
コミュニティ n/アニメ・漫画



概要[編集]

ピッコマで配信されているウェブトゥーンSMARTOON、縦スクロール漫画。

あらすじ[編集]

孤児としてたらい回しにされていたところ、運良く師匠に拾われ武士としての道を見つけた。 特級解決師として名をはせた「天草家長」は運命の女性に出会い、その名の通り家長となる。 しかし、喜びもつかの間、一夜のうちに血のつながった三つ子を置いて妻に先立たれてしまう。 シングルファーザーとなってしまった「家長」の生活が今始まるーー!
— ピッコマ

設定および世界観[編集]

連載状況[編集]

韓国では2024. 02. 12.に296話で完結した。

評価[編集]

  • 韓国のアクションウェブトゥーンの中でも、読後感が「強烈」「爽快」とされる作品。序盤から全力疾走でぶん殴ってくる作風に中毒者が続出。
  • 主人公は「韓国版サイタマ」「暴力の化身」「全てを物理で解決するお父さん」などと呼ばれる。一部読者からは「感情的な破壊神」「パワハラも一周回って愛」と評されることも。
  • ストーリー構成や演出は粗削りながらも、戦闘シーンのスピード感と迫力で殴りきるスタイルに「脳が喜ぶ」「なにも考えず読める良さ」との声。
  • とにかく悪役の顔面がよく壊れることで有名。読者間では「顔面破壊率=完成度」の指標がネタとして使われることも。
  • 一部では、家族愛を中心にしたテーマ性に共感の声も。「娘との関係性が不器用すぎて逆に泣ける」「暴力の奥にある父の優しさが尊い」と評価されることも。
  • 一方で、演出や世界観に対して「現実離れしすぎ」「中華風世界観に韓国文化が唐突に混じるのが違和感」といった指摘もある。
  • 特に初期のライブ配信宣伝については、「作品のテンポを乱す」「いきなり現代ネタで萎える」などの批判も一部で見られた。
  • 海外読者からは「Korean action comics at its most raw」「No plot, just 父 power」と評されるなど、ジャンルを超えた謎の魅力が話題。

余談[編集]

  • 2010年代末から2020年代にかけて、このウェブトゥーンは韓国内のアクション漫画およびウェブトゥーンを代表する作品として、英語圏の読者たちに広く認知されるようになった。現代背景の日常バトルものや暴力団テーマの作品、異能力バトルものの人気が下火になり、英語圏の違法翻訳サイトで注目を集めた。
  • 韓国国内で連載初期には過度な個人配信(ストリーミング)の宣伝が問題視されたことがある。
  • 髪の毛と眉毛の色が一致していないキャラクターが多く登場する。
  • 中国を舞台にした作品でありながら、ウェブトゥーン中で主人公が韓国独自文化であるスプーンを使って米をすくって食べる描写が頻繁に出るという誤りが存在する。中国では元朝以降、主にスープ用の深い匙が一般的であり、作品の舞台とされる雲南省一帯が中国漢民族の支配下に置かれたのも明朝以降のため、時代背景と合致しない設定となっている。韓国文化が自国企業によって世界に中国文化として紹介されてしまうことへの懸念も指摘されている。
  • 刀剣無双能力を持つ狂人たちが多数登場するが、彼らの正体については「魔神の影響を受けた」という以上の説明はない。ただし、彼らの制圧・処理方法については描写があり、刀では殺せないため、鉄棒や鉄槌などで頭を破壊して倒すという方法が取られている。